神棚の葉っぱは何?|『榊』の意味から購入方法、保存方法まで徹底解説

投稿日: カテゴリー 神棚


神棚に、神事に用いられるあの葉っぱ。皆さんも目にしたことがあると思います。

その名は「榊(サカキ)」

今回は神棚には欠かせない葉っぱ、榊について徹底解説します!

それでは始めます。

 

1.榊「サカキ」の意味

サカキの由来は諸説ありますが、神様と人間の世界の「境の木」「栄える木」から転じたと伝えられています。

古事記に登場したり、神事に用いられるのもこのサカキです。

日本人にとって、古来から植物が神様と深い繋がりがあると考えられていたことがうかがえますね。

 

2.榊種類

サカキはツバキ科の常葉樹(一年中葉をたくわえる木)です。

ここでは2種類の榊を紹介します。

 

2-1.榊(ホンサカキ)

【生息地】本州中南部(茨城県~石川県)

【葉の特徴】表面に光沢がある。ヒサカキと比べると、葉の縁はつるんとして大きい。

近縁種の「ヒサカキ」と区別する為、「本榊」や「真榊」と呼ばれることもあります。


https://www.uekipedia.jp/

 2-2.姫榊

【生息地】北海道及び青森県を除く日本全国に分布。

【葉の特徴】ホンサカキ同様光沢があり、縁はギザギザ。葉が密集している。

ホンサカキの近縁種。名前の由来は諸説あり、サカキより小さい「姫サカキ」、サカキではない「非サカキ」などの説があります。

サカキの少ない地域の殆どはこちらのヒサカキを使用することが多いです。

https://matsue-hana.com/hana/hisakaki.html

※以下ヒサカキも含め 「榊」、「サカキ」と記します。

3.榊の入手方法

最近、国産のサカキは少なく、中国などからの輸入品がほとんどになっています。

もちろん輸入品のサカキでもかまいません。

しかし輸入品ですと、一度に大量に詰め込み輸送するため、傷んでしまっている場合が少なくありません。

 

せっかくお供えするサカキ。鮮度や状態を考えると、やはり国産のサカキをおすすめしたいところです。

3-1.お花屋さん

実はお花屋さんに必ずある!というわけではないようです。もし、お花屋さんに置いてあった場合は、仏壇用の『樒』シキミと間違えないように気を付けましょう!

シキミはサカキとよく似ています。

サカキの葉は、こちら側に向いていますが、シキミは四方に向いているのが特徴です。

シキミの葉↓

https://zensho-ji.or.jp/shikimi/

3-2.ネット注文

新鮮な国産サカキを定期配送 

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  

https://www.kubodera.jp/sakaki/

都度購入や定期配送、ご自分にあった方法を選びましょう!

ポストに届くので受け取り損ねることなく安心です。

ただ、注意したいのは真夏!傷みをできるだけ防ぐように配慮されて届きますが、蒸し暑い状況下長い時間放置すると、どうしても傷みの原因になります。

なるべく早く受け取るよう気を付けてください。

4.榊の供え方

神棚の左右の神具「榊立」に立てます。

毎月1日、15日の月次祭(ツキナミサイ)に、新しいサカキと交換します。

5.榊を長持ちさせる5つのコツ

 

1「榊立てのお水は毎日変えましょう。」

水換えは菌の増殖を防ぎます!

2「榊立ても清潔にしましょう。」

水換えしていても、水垢がついてしまいます。汚れは菌の増殖を進めてしまいます。

定期的に榊立ても綺麗に洗いましょう!

3「たまに榊自体の枝の切り口も洗いましょう。」

水に浸かっている茎はカビが生えやすいので、たまに洗いましょう!

4「葉の部分を水で濡らすのも効果があります。」

葉の多い榊は水分も蒸発しやすいので霧吹きなどで葉自体を濡らすと乾燥が防げます!

5「エアコンの風などが直接当たらないように気を配りましょう。」

植物の大敵は乾燥です!特に乾燥に弱い榊ですので、冷風、温風問わず気をつけてくださいね!

 この5つを実践するだけで、交換時処分するのが勿体ないくらい綺麗に保てますよ。

6.榊は造り物でも良い?

神棚に関わる習慣が多いほど、神棚の御利益が増すと思うので、出来れば生の榊をご用意していただきたいのですが、

様々なご事情で生の榊を用意できない場合、造り物も良いと思います!

会社で神棚を祀られているところは、長期のお休み前に、造り物と交換されてるところもあるようです。

これも一つの心配りだなぁ…と、感心しました。

7.榊の処分方法

役目を果たしたサカキですが、神棚にお供えしていたので、そのまま捨ててよいものか…
と考えてしまうと思いますが、

燃えるゴミで処分しても大丈夫です。

そのままゴミとして処分するのに抵抗がある方は、塩で清める、お庭に埋めるなど、ご自分で思う感謝の方法で処分されると良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

神棚のお供え物の一つの榊をご紹介しました。

お供えするのも意味があり、神棚の中でも、青々と目を引く分お世話が必要になります。

少しお手間がかかる分、その綺麗な榊が、神棚を祀っているご家庭や会社の健康のバロメーターになっているのだと思います。

皆さんと神棚のお榊が瑞々しく健康でありますように!

最後までお読みいただきありがとうございました!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です