【必見!】今まで気が付かなかった神棚の正しいお掃除マニュアル│隅々まできれいに。徹底ガイド

投稿日: カテゴリー 神棚


神棚が汚れてがいませんか? なかなか、神棚の掃除のタイミングって難しいですよね。

普段から掃除されている方もいらっしゃると思いますが、正しい作法で掃除されてますか?
意外と知られていないのが、神棚の掃除にも作法があるということです。

神様を祀る神棚、神様に失礼のないように、今回は神棚の掃除をするうえで、是非とも覚えておいていただきたい作法やルールを詳しくご説明したいと思います。

1.神棚掃除とは?

日本古来の宗教である神道では、神棚とは各家庭にある小さな神社だとされています。

神棚にお札を置くことで、そこに神様がいらっしゃる神聖な場所となります。神棚は高い所に祀っていることが多く掃除がしにくいです。しかし、神棚に埃がかぶっていたり、お札が古かったりすることは神様への失礼に当たります。
神様に気持ちよく過ごしていただくため、神棚の掃除は大事なことなのです。

お札とは
 家に祀ることで、家全体を守ってくれる力があります。

神棚とは
 お札を祀る棚を神棚と言います。

2.いつやる?

神棚を掃除する時間帯は特に決められていません。
皆さん、年末の大掃除のタイミングを考えていませんか?

年末の時期には掃除をしてはいけないと言われている日があります。
12月29日12月31日です。
29日は、9という数字が苦しみを連想させ、二重に苦しむという言葉につながるとして、神棚掃除にふさわしくないとされています。
31日に正月飾りを飾るのは一夜飾りと呼ばれており、神様を迎える気持ちが足りないということで失礼に当たります。

年末に限らず気持ちに余裕を持って敬いの気持ちを持って神棚掃除にすることが重要です。

3.掃除の手順

神棚は神様を祀っている神聖な場所なので、神社と同じく作法があります。
そのため、神棚の掃除も正式な儀式の一つとして扱われます。
掃除の際には、一つ一つの所作に気をつけなければいけません。

1.手や口を水で清める
2.神棚に感謝の気持ちをこめて一礼する
3.神棚と榊等をすべて下ろして、机に布を敷く
4.棚板にがたつきがないか確認して、板を掃除する
5.神様に息がかからないようにするため、口に和紙をくわえて神棚からお札を取り出す
6.取り出したお札を白い布の上に置く
7.ブラシや乾いた綺麗な布で神棚を掃除する
8.和紙を口にくわえながら、先ほどのお札を神棚に戻す
9.中のお札がずれないように神棚を戻す
10.お米、清酒、水、塩などのお供え物を新しくする
11.新しいしめ縄(しめなわ)、紙垂(しで)、雲などで装飾する
12.神棚に一礼し、掃除を終える

 

3-1.掃除前の心構え

・掃除前に必ずお清めと神棚への挨拶をする。
・汚れた掃除道具は使わない

神様は穢れを嫌うと言われています。
そのため、汚れている雑巾や掃除をした後の雑巾は使用しないようにしましょう。
神棚の掃除は神様を清めるという意味があります。
新品の雑巾や布を用意して掃除を行いましょう。

3-2.掃除中の心構え

・神棚を床に置かないこと

神棚を下ろした時、つい床に置いてしまう人がいます。
しかし、床に神棚を置いてしまうと、神様の目線が自分の目線より下になってしまうという大変罰当たりなことが発生してしまいます。
神棚は床には置かずに、台や机の上に置くようにしましょう。

間違っても自分の足元に置いてはいけません。

・息を吹きかけないこと

神棚の中は複雑な造りになっています。

狭い場所や手が届きにくい場所のほこりがなかなか落とせない時、つい「息を吹きかけてほこりを飛ばす」ということをやってしまいそうになります。
しかし、人間の息は穢れの象徴です。注意しましょう。

・お札を出し入れするとき

神棚の掃除の中で、最も気をつけなければいけないのがお札です。
お札には神様が宿っているとされています。

お札を取り出すときには、口に和紙を加えることが望ましいとされています。
これは先程と同じく、穢れの象徴である人間の息を、間違っても神様に吹きかけないようにするためです。

3-3.掃除後の心構え

・交換したお札・しめ縄・紙垂をゴミに出さない

神棚を掃除した際に交換した御札は、ゴミとして処分してはいけません。
お札には神様が宿ると言われています。
交換したお札は神社に「古札」として納めましょう。
古札として納めると、神社でお焚き上げをしてもらえます。
炎で浄化することで清められると考えられています。
同様に、交換した紙垂やしめ縄も燃えるゴミとして出さず、古札と一緒に白い和紙に包んでお焚き上げしてもらいましょう。

掃除に使った白い和紙や布やハタキはゴミに出しても構いません。

4.掃除道具

・数枚の綺麗な布
・白い和紙(お札を取り出す際、口に咥える)
・白い布(神棚を一時的に机の上におく際に敷く)
・ブラシやはたき(神具店には神棚専用のはたきがあります)
・お米、清酒、水、塩などの新しいお供え物
・交換する場合は新しいお札、榊や紙垂、しめ縄等

5.掃除をする際の注意点

神棚の掃除は基本的に拭く、払うという動きで行います。
ただ神棚は白木を利用していることが多く、カビができやすいので、神棚を拭く際は清潔な布で乾拭き掃除しましょう。

神道は八百万の神様たちをお祀りしており、歴史も古く、ほかの宗教に比べるとおおらかな宗教と言われています。
ただ、神様をお祀りしている神棚の掃除に関しては、やはり神様に失礼にならないように、礼儀・作法に気をつけることが大切です。

まとめ

神棚の掃除に一番重要なのは神様への敬う心であることと思います。
神棚を掃除する際には手順があり、今回紹介した手順を守り、神様に失礼がないように掃除することが大切です。

手や口を水で清めたり、口で和紙をくわえたりといった、普通の掃除では必要のない作法も、面倒と思わずに実践することが神様への敬意を表す一つです。

常に神様への感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な気持ちでお祀りしていくことを忘れないようにしましょうね。


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