【神棚マイスター監修】神棚の種類は何が違うの?|選び方のポイント徹底解説

投稿日: カテゴリー 神棚


みなさんのご自宅に神棚はありますか?

最近は、神棚を祀っているお宅が少なくなったようですが、ここでは神棚のことを知っていただき、神棚を自分の家にも祀ってみよう!と思われた方に、どんな種類の神棚があるのか、いろんな形や材質があるけど、どれを選んだらいいのか? といった疑問にお応えいたします。

1.神棚とは

神棚とは、お神札を祀りお参りするお社です。神道の祭壇でもあります。

お神札を置くだけの簡易的なもの、お宮を設置する正式なものなど様々ですが、神棚には、大切な3つの役割があります。

1-1.日々、神棚を通し、神様に挨拶と感謝の気持ちを伝える

日本人は古来より、米や野菜を栽培したり、魚を獲ったり、自然との関りを持って生活してきました。自然は、そういった恵みを与えてくれますが、いいことばかりではなく、台風、地震といった災害も起こります。人々は、その自然現象に神々の働きを感じ、海や川、山や岩などの自然物を、神の宿るものと考え、祀りました。やがて、祀りの場所に神社が誕生したのです。

その神社のお札を神棚に祀り、お札を通して、神社にお参りすることで、自然に挨拶や感謝をお伝えすることができます。

1-2.神社に足を運ばずとも神社にお参りできる

八百万の神というほど、神道の神様はたくさんいますが、その神様の総氏神様「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が祀られている伊勢神宮への参拝「お伊勢参り」のために、地方からも何日もかけて伊勢神宮を訪れる人がいたそうです。その伊勢神宮のお神札「神宮大麻(じんぐうたいま)」を神棚にお祀りすることで、お神札を通して、遠くの伊勢神宮へお参りすることができるようになったことを感謝し、神棚というものが大きく広まったといわれます。

毎日、神様に挨拶と感謝の気持ちをお伝えすることが大切です。

1-3.家族の和や秩序を守り、より絆を深める

私たちは、自然との関りを持つ生活の中で、神様の恵みに感謝する心を養うとともに、自然やものを大切にする優しさや思いやりの心を育んできました。

また、日本では、古くから先祖の霊を供養することで、先祖が神となって子孫を守ってくれると考え、ご先祖様を大切に思う日本の風習があります。

ご先祖様を大切に思うことが、家族を大切に思うことにもつながるのではないでしょうか。

2.何の神様をお祀りするのか?

先程「お伊勢参り」を参考としてださせていただきましたが、それ以外のお札はダメなの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんので、一般的に神棚にお迎えする神様をご紹介します。

2-1.「天照大御神」

先程も登場しました。日本には八百万の神がいると言われているなかで、その神様たちを取りまとめる総氏神様です。

伊勢神宮の「神宮大麻」のお札がそれにあたり、伊勢神宮だけでなくとも買えるので、お近くの神社に問い合わせてください。

        

2-2.「氏神様」

自分の住んでいる地域の守り神です。自宅近くで購入することができます。

2-3.「崇敬神社の神様」

自分が崇敬している神社の神様です。ご自身の崇敬する神社ですので、場所などはそれぞれです。この後に出てくる「産土神様」でもいいのです。その神社でお札を購入してください。

2-4.「産土神様」

自分が生まれた場所の近くにある神社の神様です。その神社で購入してください。

             

2-5.「荒神様」

火の神様です。台所などにお祀りします。神社によっては販売していないところもあるので、近くで販売しているところを知りたいときは、神社庁へ問い合わせてみるのがよいでしょう。

2-6.「お稲荷様」

稲作・農業の神様です。五穀豊穣・商売繁盛などを祈願します。

        

 

他にもたくさんの神様がいますが、一般的に神棚に祀られているのは、このような神様です。家の中心に置かれる神棚には、神宮大麻、氏神様、崇敬神社のお神札をお祀りします。

3.形状・材質の違い

神棚には、材質・形状も様々にあります。伊勢神宮を模したもの、出雲大社を模したものなど、どんなものがあるか見てみましょう!

3-1.扉(お札をしまうところ)の違い

⑴ 一社宮

お札をしまうところが一つです。一番前に神宮大麻のお札、その後ろに氏神様のお札、さらにその後ろに崇敬神社のお札を祀ります。

⑵ 三社宮

お札をしまうところが3か所あります。中央に神宮大麻のお札、右に氏神様、左に崇敬神社のお札を祀ります。

 

この他にも、五社宮・七社宮などもあります。

3-2.屋根形状の違い

⑴ 通し屋根

高さに違いがなく、一直線の通し屋根のもの

⑵ 屋根違い

中央と左右の高さに違いをつけたもの。

豪華で立派な印象を与えます。

⑶ 切妻造り

日本の建築様式の切妻造りの屋根のもの。

出雲大社拝殿を思わせる形状になっています。

⑷ 箱宮

北海道や東北などの寒い地域で、暖を取る時に囲炉裏が使われ、その煤で神棚が汚れないようにするためできたと言われています。現在は、煤ではなく、埃を避けることでお掃除が少なくすむメリットからこちらを選ぶ方もいます。

3-3.屋根材質の違い

⑴ 板葺き

板で屋根が貼られたものです。他の材質と比べ、すっきりした印象です。また、掃除の面を考えると、板葺きはお掃除しがしやすいです。

神棚本舗HP参照
http://kamidanahonpo.jp/?pid=75556043

⑵ 萱葺き

屋根が萱葺のもの。伊勢神宮のお宮も萱葺ですので、伊勢神宮に近いものを選ぶならこちらがおススメです。重厚感があります。ご想像の通り、お掃除は大変です。

神棚本舗HP参照
http://kamidanahonpo.jp/?pid=75556040

⑶ 檜皮(ひわだ)葺き

屋根に桧の皮を薄く剥いで、重ね合わせてつくったもの。出雲大社や春日神社がこの造りになっています。

伊勢宮忠HP参照
https://www.ise-miyachu.net/SHOP/kd-h4-kh-000.html

3-4.お宮の材質の違い

材質が何かということで、見た目や質感・金額も変わってきます。

神社仏閣で使用されることの多いのは桧ですが、「自分のお祀りしたい神社とい同じ材質を選ぶ」、「自然の神様にお参りするのなら、やはり国産のものや地元も材質がいい」というこだわりをもつのも、いいかもしれません。

⑴ 木曽檜

伊勢遷宮にも用いられるのがこの木です。

耐久性・抗菌性に優れ、昔から重要な建物に使われてきた材質です。伊勢神宮でも使用されています。木曽地方の檜は、他の産地と比べて非常に木目が詰まっている良材で、色・艶・香どれをとっても、檜の中で最高の品質です。天然木である木曽檜は資源量が少なくなっています。

⑵ 国産檜

「霊(ひ)の木」が名前の由来とも言われています。それもあってか、神聖な場所にはよく用いられ、白っぽい肌に木目が美しい檜。昔の大名屋敷などでも、よくつかわれた樹種です。

⑶ スプルース

スプルースは柾目・杢目とも美しく、アラスカ檜の別名があります。
乾燥・加工が容易で、表面の仕上がりもきれいです。
全体に白色から淡い黄褐色で、美しい光沢をもっています。
和洋室の内装建築に用いられる高級材です。

⑷ 欅(けやき)

耐久性があることから神社仏閣などでよく使用されています。

「けやけき木」が由来して、「けやき」と呼ばれるようになりました。「けやけき」とは「目立つ・ひときわ優れている木」という意味です。欅は木目が力強く、色柄にも重厚感を感じる木です。

京都・清水寺の舞台の柱も欅が使われています。

4.選ぶ時のポイント

それぞれの組み合わせで何通りもの組み合わせがあります。どんなものを選んだらいいのか? 選ぶ時のポイントを紹介します。

4-1.設置する場所を決める

神棚は、お日様の昇る東向き、または一番高いところにいく南向きがよいとされています。その向きに設置できるところを選ぶ。

1階に設置する場合、神棚の上を人が通らないところが最適です。

マンションで上階に人が住んでいる時など、雲の文字を神棚の上に設置する方法もあります。

4-2.設置する場所の寸法を測る

材質・形状などで、これがいい!とせっかく決めたにもかかわらず、サイズが合わず設置できなかったでは、せっかく神棚を祀ろうと思った気持ちが台無しです。お宮の高さと、棚板が必要でしたら棚板のサイズの確認もお忘れなく!

4-3.形状・材質にこだわる

寸法の確認お忘れなく!とはいいましたが、やはり毎日お参りするのなら、自分がこれだ!と思ったものこそ重要なポイントです。

でも、寸法確認はお忘れなく。

5.まとめ

ここまで、神棚の造りや材質などをご紹介してきました。

今回ご紹介しておりませんが、お稲荷様や大黒様など、特別なお社があります。ですが、一般的に設置する神棚には特にこれといった決まりはありません。

神道自体が自然の中で生活して来た日本人の中から生まれたものです。神道は、教祖もいませんし、その教えのようなものもありません。自然の神様、言い換えれば自然という神様に、毎日挨拶と感謝をお伝えする。

神棚を通し、神社にお参りすることで、

「自然や家族に感謝することで、心を整え、清々しい日々」をお過ごしください!

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

 


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