神棚が登場する本ご紹介|ほっこり物語や、わかりやすい実用書4選

投稿日: カテゴリー 神棚


実は神棚に関する本って沢山あるんですよ!

国会図書館の蔵書索で「神棚」を調べると、雑誌類を含め855冊がヒットするほどです。

ジャンルは、歴史書物や研究資料・論文、実用書、童話や子供向け絵本など様々です。

今回はその中から心温まる物語と、読みやすい実用書をご紹介したいと思います。

 

 

 

1.いえのなかのかみさま

「しってる?ちゃのまにも だいどころにも なんどにも かみさまが いるって・・・」

 

もとしたいづみさんの「いえのなかのかみさま」(絵 早川純子さん、光村教育図書2014年5月発刊)は、主人公のともき君が、親戚の古くて大きな家を訪れ、家のなかの神様たちに出会う物語です。

 

ーともき君は納戸にあった箱の中を覗き込みます。そのとき、すぅーと体が引き込まれた気がして、気が付くと知らない場所にいました。そこへ不思議な格好をした人たちがうれしそうに、わらわらと集まってきました。この家の神様たちです。そして神様に誘われ、一緒になって、まんじゅくった、まんじゅくったと踊ります。神様は、「帰ったら、家の人に御神酒が足らんというとけ」と言付かり、気が付くと納戸のなかでした。ー

 

「見えない何か」って怖い存在に感じますが、お茶目な神様達が見守ってくれていると思うとわくわくしませんか?

もとしたいづみさんの 「いえのなかのかみさま」一場面。古い神棚が祀られています。

 

2.びんぼう神様さま

 

なぜ嫌われもんのわしを…?  大事に祀られ、びんぼう神様は戸惑います。

高草洋子さんの「びんぼう神様さま」(画・文ともに高草洋子さん、地湧社2000年8月発刊)は、とても面白いお話ですが、たくさん泣かされます。そして、清々しい気持ちになります。

 

ーたいそう昔の話です。鄙びた農村の物語です。この地で慎ましい生活を営んでいる松吉の家にある日、びんぼう神が住みつきました。びんぼう神のおかげで家はみるみる貧しくなっていくのですが、松吉夫婦は悲しむどころか、長者の家の立派な神棚を見て、自分も神棚を設え、びんぼう神を祀り始めたのです。

びんぼう神は、「なんで嫌われもんのわしを?」と不思議がるのですが、松吉夫婦は神棚に向かい、「お蔭さんで、うし松(二人の子供です)も元気よう育ってくれとります。贅沢一つ言うわけでもなく、稗も粟も栗の実一つ、ドジョウ一匹、うちじゃあみんな宝物ですだ。これも、びんぼう神さんのおかげですだ。これからもどうぞよろしゅう、おねげえします」と言い、貧しい食事のなかから、びんぼう神にお供えをして、毎日毎日、神妙に拝むのでした。ー

 

 

『感謝』と『思いやり』の物語。きっと色んな事に感謝したくなりますよ。

ぜひお読みいただきたい本です。

高草洋子さんの「びんぼう神様さま」。びんぼう神様にあとにもう一度「さま」がついているのはなぜでしょう。読めばわかります。

 

 

 

 

3.なぜ成功する人は神棚を大切にするのか?

 

神棚マイスター窪寺伸浩さんの「なぜ成功する人は神棚を大切にするのか?」(あさ出版2017年3月発刊)

実はこの本の中で、先ほどご紹介した「びんぼう神様さま」について取り上げています。

「感謝されることで神様も拝まれるに値する立派な神様に成長する、そして今あることに感謝する気持ちが何よりも大切であることを考えさせられます」

と述べています。

 

①なぜ、成功者は神棚を祀り神社に参拝するのか

②神棚で、会社が変わり、社員が変わる

③神社と神棚、そして神様の話

④神棚の祀り方

⑤神棚が木でつくられている理由

の5章に分かれ、神棚のことをまったく知らない人にも、なぜ神棚を祀るのか、どうやって神棚を祀るのかなどを分かりやすく説明しています。

 

神棚マイスター窪寺伸浩著「なぜ成功する人は神棚と神社を大切にするのか?」 あさ出版

 

4.あなたの部屋に神様のお家を作りませんか

私の部屋にも聖域が!

こちらも窪寺伸浩さん著「あなたの部屋に神様のお家を作りませんか ~神棚のある暮らし方~」(牧野出版2016年6月発刊)

神棚を知らない「私」が神社で出会った「おじさん」との会話で神棚に興味を持ち神棚をお祀りする物語です。

「そもそも神棚って何?」からはじまり「神棚はどこで買えるの?」や「何が必要なの?」などの疑問も丁寧に解説されています。

神棚の入門書にピッタリです。

 

 

5まとめ

 

いかがでしたか?

今回はお子様も一緒に楽しめる物語と、神棚の実用書をご紹介しました。

ネットでほしい情報が手に入る現在ですが、溢れすぎた情報は時に余計迷う原因になってしまうことがありますよね。

もし、そのジャンルに興味があるなら1冊本を用意してみたらいかがでしょうか!

ネットの情報はどうしても断片的になってしまうことが多いものです。

一方書籍はその1冊に情報の流れと、内容に纏まりがあるので理解しやすくなるのではないでしょうか。

しかも、本はその道のプロが書いているので、情報の信頼性も高いですね!

(ネットで情報発信するこの場で言うものなんなのですが…^^;)

 

こちらでご紹介した本がどなたかの神棚ライフにより添えたら幸いです。

 

 

 

 

 


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