はじめに
神棚とは、お神札をお祀りするお社だけでなく、棚やしめ縄などをお供えして初めて「神棚」となります。
今回は、神棚を祀る時、どのようなサイズを選べばいいのか。選ぶ際の判断基準の一例としていただければと思い、ご紹介いたします。
1.神棚のサイズの種類
基本的な神棚のサイズをご紹介します。
⑴間口1100㎜(3尺6寸5分)、奥行360㎜(1尺2寸)
⑵間口900㎜ (3尺)、奥行360㎜(1尺2寸)
⑶間口900㎜ (3尺)、奥行300㎜(1尺)
⑷間口660㎜ (2尺2分)、奥行300㎜(1尺)
⑸間口500㎜ (1尺6寸6分) 奥行240㎜(8寸)
⑹間口1350㎜ (4尺5寸)、奥行240㎜(8寸)
⑺間口1820㎜ (6尺)、奥行450㎜(1尺5寸)
これらは一般的によく販売されている基本的なサイズです。
最近は住宅事情の変化に合わせたサイズもでてきていますので、自分の欲しいサイズを探してみるのもよいと思います。
神棚を祀る場所はもう決まっていますか?
決まっているようでしたら、そちらに納まる寸法を確認しましょう。
もし、まだ決まっていない方、置くところに決まりはあるの?という方は、
【初心者必見】神棚を取り付ける方角|設置のポイント教えます! | 神棚の教科書 (kamidana-kyoukasho.jp)
で、置く場所のご紹介をしていますので、ご参考にしてください。
棚板のサイズですが、実は意味を持つサイズもあります。
先ほどの⑴の間口1100㎜(3尺6寸5分)、奥行360㎜(1尺2寸)
は、昔の尺・寸に直すとカッコの中の3尺6寸5分、1尺2寸になりますが、
「365日、12か月お祀りします。お参りします。」という意味が込めれているともいわれます。せっかく祀る神棚にそんな誓いを込めるのもいいですよね。
また、会社で神棚を設置する際は、その事業への思いや、事業を通じて社会にいかに貢献するかといった志に比例するとも言われます。
今は、オフィスを間借りしているけれども、将来は、もっと広いオフィスに移って、あるいは自社ビルを建てたい。と考えていて、その時に備えて大きな神棚選ぶ、経営者の方もいます。
志の大きさで、企業の成長を先取りするのです。
2.お宮・神具を決める
設置したい場所の棚板が決まりましたら、お宮や神具を選びます。
お宮の種類は、
【神棚マイスター監修】神棚の種類は何が違うの?|選び方のポイント徹底解説 | 神棚の教科書 (kamidana-kyoukasho.jp)
でご紹介しています。
また、神具はどんなものが必要なの?という方は
神棚のわからないを完全解決|神棚の「神具」って?正しい祀り方ガイド | 神棚の教科書 (kamidana-kyoukasho.jp)
をご覧下さい。
先程の⑴間口1100㎜(3尺6寸5分)、奥行360㎜(1尺2寸)ですが、語呂合わせだけでなく、神具などを祀る際に、きれいに納まりやすいという利点もあります。
4.まとめ
ご家庭に神棚を祀るときは、なによりも大切なのは無理のないサイズで毎日お榊とお水をお供えし、神棚を通して神様に感謝、ご挨拶することかと思います。
会社にお祀りする方は、先ほど書いたように志を表現することで、神棚を見た人(従業員さんや訪問されたお客様)にその志を伝えることができるかと思います。
自然に宿る神様に、生活の中の感謝や志を表現することで自分自身を見直す、改める。ということになるのではないでしょうか。